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◆  「行事」と保育 

 

「行事」とは

  ・広い意味では、「恒例として事を執り行うこと」を「行事」と言いますが、保育の場で

   「一定の時期に、目的をもって行う催し」のことを指します。何のために実施する

   のかはきりさせることが、一般の行事との違いです。

 

「行事」の目的

  ・仲町では、次の目的をもって、各行事を行っています。

     ①園生活に変化をつけ、豊かなものにすること

     ②園児の成長の様子を、ご家庭の皆様にご覧いただくこと

     ③それぞれの行事を目指して、こどもを成長・発達させること

 

「行事」で気をつけること

  ・行事は大切なものですが、扱い方によっては行事の目的が損なわれ、弊害になり得 

   る場合があります。それを防ぐために、次の注意点を設けています。

     ①行事一色の保育に陥らないこと

       毎日の保育の積み重ねを中心にして、行事を形作ること

     ②「楽しい」催しにすること

       行事のなかでも、一番避けたいのはおざなりになってしまうことです。

       こどもひとりひとりが楽しく活動する行事になっていないといけません。

       ただし、ただ「楽しい」だけでは、ふざけているのと同じです。

       行事を通じて、本当の「楽しさ」を体験させることが必要です。

 

 《本当の「楽しさ」とは》

 

   1)精一杯活動した楽しさ

   2)出来なかったことが出来るようになったり、上手になったりする楽しさ

   3)お友だちと、一緒に活動した楽しさ

 

保育の場では、この3点のうち最低でもひとつ以上

こどもに実感させるように計画、実践することが大切です

 

     ③行事に追われないこと

       日常の保育に余裕のある時期から、行事の準備を始め計画的にこどもたち

       を育てていくこと

 

「行事」の種類

  ・仲町の行事には、大きく分けて3つの種類があります

     ①儀式的行事=入園式、卒園式など

     ②仏教行事=花祭り、会、成道会など

     ③園行事=四大行事ほか

 

「四大行事」とは

  ・一般に幼稚園や保育所では、三大行事と呼ばれるものがあります。

   それは、運動会、発表会、作品展、の3つです。

  ・仲町では、これらに春の遠足を加え「四大行事」と位置付けています。

   そして、それぞれを保育の節目とし、一年を通じたつながりを持たせています。

  ・そのつながりを記すと、以下のようになります。

 

 

◇「遠足」の目的=「形」をつくること

  ・新しいお友だちと、喜んで参加する

  ・身につけること:集団行動のしかたと、約束を知る

  →遠足を通じ、クラス全体に慣れる

 

◇「運動会」の目的=「形」を磨くこと

  ・いろいろなお友だちと、一緒に楽しく活動する

  ・身につけること:集団行動に慣れ、場面に応じキビキビと行動する

  →運動会を通じ、クラスのまとまりを形作る

 

◇「発表会」の目的=「形」に「こころ」を込めること

  ・クラスのみんなで、穏やかに活動を楽しむ

  ・身につけること:集団行動を深め、それぞれ落ち着いて活動に参加する

  →発表会を通じ、クラスのまとまりを実感する

 

◇「作品展」の目的=「こころ」を「形」で表現すること

  ・クラスのみんなで協力したり工夫したりしながら、最後まで活動を仕上げる

  ・身につけること:様々な集団行動を通じ、それぞれの役割や個性に気づく

  →作品展を通じ、クラス作りを仕上げ、自分たちで考え行動できるようにする

 

 

「成功は結果であって、目的ではない」

  ・これは、フランスの思想家フローベールのことばです。

  ・園の行事は、どうしてもその出来不出来が気になるものです。また、天候その他に

   よって当日の実施そのものが大きく左右されることもあります。

  ・上に記したとおり、本来「行事」とは日常の保育のために執り行うもので、演技や記

   録、演奏、製作物そのもの等は、行事の目的ではなくその目安となるものです。

 

「行事」と保育

  ・各行事は、日常の保育とともに形作られています。したがって、それぞれの保育の

   特徴が各行事でも反映されることになります。

  ・各年齢ごとの保育には、つぎのような特徴があります。

 

  1才2才児:先生との触れ合い、スキンシップを通じた保育

 

 年少3才児:「先生と一緒に」進める保育

 

 年中4才児:「先生に教わって」進める保育

 

 年長5才児:「自分たちで工夫して協力して」進める保育

 

  ・上のように、仲町ではその年齢ごとに保育の進め方に特徴を持たせています。

   したがって、学年毎に行事での目処(めど)を設け、詰め込みにならないように注意

   します。そして、園全体の目標を踏まえながら、足りないところは次の年にまわし、    

   園全体、園児全体として各行事の目的を達成するようにしています。

 

「集団」の大切さ

  ・保育の目的は、こどもの心身の健全育成をはかることにあります。

  ・仲町では、幼保それぞれ、素直で明るく適切な節度をもつこどもたちを育てていま

   す。保育時間などに違いはありますが、共通した大きな特徴のひとつとして、こども

   たちの穏やかで心地良いまとまりが挙げられます。

  ・これは、こどもたちの集団をしっかり育てることによって生まれます。

   先生を中心にこどもたちの集団をつくることによって、その規模や活動の質の点に

   おいて、他には得られない優れた環境が提供されるのです。

  ・優れた「集団」は、豊かな個性を伸ばし、良い人間性や社会性を育みます。そして、

   そのまとまりがさらによい保育や行事を形作っていくのです。

  ・仲町の「行事」は、園児ひとりひとりの発達と、そのまとまりによって成り立っていま

   す。ご参加の折りには、その点を中心にご観覧下さい。

 

 

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