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◆  保育七原則 
 
 Ⅰ、「ほいく」とは
 ・「ほいく」には、二つの熟語があります。
  その一つは「哺育」で、子が独立するまで動物等の親が保護・養護することを
指し
  ます。これに対して、「保育」という熟語には明確な語義がなく、明治時代以降に
  「保護+教育」の略語として用いるようになったとされています。
 ・そのため、実際の「保育」には「保護(養護)」と「教育」の両面が併存しています。
 
Ⅱ、「保育」の目的と方法
 ・「保育」の目的は、こどもの心身の健全育成を促すことです。
 ・「保育」の方法としては、「自然主義」や「進歩主義」など様々な理論があり、それぞれ
  の実践も試みられてきました。
 ・「児童中心主義(保育)」や「集団(主義)保育」も、その一つです。
 ・「児童中心主義」とは、一般に自由保育とも呼ばれ、こどもの個々の自由遊びを、施
  設としての保育としてまとめていこうという考え方です。
 ・「集団主義」とは、係の活動や話し合い等の集団生活を通じ、こども個々の心身を発
  達させていこうとするものです。
 ・これら「児童中心主義」および「集団保育」の理念は、実際の保育においては対立し
  たり矛盾したりするものではありません。むしろ、これらを両立し使い分けることによ
  り、互いに補い合う関係にすることができるものです。
 
Ⅲ、「保育」の位置付け
 ・ⅠおよびⅡを踏まえ、「集団保育-児童中心」をタテ
  軸に、「養護-教育」をヨコ軸にして図案化すると、実
  際の保育を目に見える形で位置付けることができる
  ようになります。
 ・この図で考えた場合、幼稚園の保育としては「教育」と
  「集団保育」を基盤として、「児童中心」と「養護」を尊
  重していく姿勢が大切です。
 ・そして、保育園の保育としては「児童中心」と「養護」を
  その責務としながら、「教育」と「集団主義」にも意図
  的に取り組む意欲が大切です。
 ・このように、保育を実践するうえでは、「集団保育-児
  童中心」の軸と「養護-教育」の軸を踏まえ、どこに位
  置付けて保育するかが重要になります。必ずしも、軸
  の中央に近づけていくことがよい訳ではありません。
  条件に応じて、適切に組み合わせていくことが肝心で
  す。
 
Ⅳ、「保育」の原則
 ・次ぎに揚げるのは、国の中央児童福祉審議会保育制度特別部会中間報告(196
  3)で示されたものです。少子化対策が叫ばれる昨今において、もう一度見直すべ
  き提言内容となっています。

保育七原則 

 

①両親による愛情に満ちた保育

②母親の保育責任と父親の協力義務

③保育方法の選択の自由と、子どもの母親に保育される権利

④家庭保育を守るための公的援助

⑤家庭以外の保育の家庭化

⑥年齢に応じた処遇

⑦集団保育